影丸その5

 

一気に距離が近づいた影丸と僕。

写真はすっかり我がアパートを自分の牙城とした影丸の姿。

僕のノートパソコンを踏みにじりながら堂々の物色をしています。

 

この頃になると、僕が授業が終わってアパートに向かうとき、口笛を吹くとアパート前に

颯爽と影丸が現れる…

というステキな信頼関係を築くことが出来ました。

「ぴぃ〜!」っと口笛を吹くと、「にゃ〜」と影丸。

孤独な東京暮らしのなか、影丸はなくてはならない存在となっていくのでありました。


(続く)